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塩野義製薬中央研究所本館の解体そろそろ? @福島区

投稿日:2015年4月6日 更新日:

福島区海老江・鷺洲は製薬会社の工場のイメージ

島区は藤が有名ですが、海老江・鷺洲あたりは大きな工場が多いです。薬と言えば道修町なんですが、なぜか海老江・鷺洲あたりには塩野義や大日本製薬(現:大日本住友製薬)があったり薬のイメージが強い印象を受けるのは私だけでしょうか。
大日本製薬旧大阪総合センター跡地
大日本製薬は人によってイメージがそれぞれですが当時依存性などがわからなかったころに覚せい剤「ヒロポン」をつくっていたり、受験勉強や夜間の運転手に愛用されたオールPの製造元である、大日本製薬(現:大日本住友製薬)の福島区の旧大阪総合センター跡地は阪神電気鉄道に100億近い値段で売却され今解体工事がすすんでいます。

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印象的な建築物塩野義の研究所

その道路挟んで向かい側にまだ解体されていない塩野義製薬中央研究所本館があります。


DOCOMOMO Japanによる2012年度「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定されるています。この建物は「コの字型」をしていて独特な建物です。2014年の11月に最終の見学会が行われたようで、その様子を記したサイトには

本館は、ル・コルビュジェのモジュロールが用いられたブリーズソレイユ(遮光庇)が印象的なコの字型の建物である。繊細で軽快な階段、使い勝手と安全にこだわった実験室など、細部にまでこだわった設計に見学者の多くから感嘆の声があがっていた。群青色の床や外観、朱色の天井やエレベータドアなど色彩も美しく、建物の繊細さとは相反して、何とか残したいと思わせる力強さを持った建物であった。

と記載されていた。人のやることに文句は言えないけど、日本では珍しいかっこいいコンクリートの建築物だとおもうけど、これもぶっ壊してしまうのですね。この建物と向いの旧大阪総合センター跡地が取り壊されると福島の海老江・鷺洲あたりも大きく変わっていくのだなぁと感じます。

この建物をずっと見守ってきたタバコ屋さん

この塩野義製薬中央研究所本館の前にはおじいちゃんとおばあちゃんがタバコ屋の1角でたこ焼きを焼くたこまると言うお店があり、この辺散策の時は必ずと言っていいほどお気に入りのお店なんですが、喫煙者も減ってタスポ導入、コンビニでもタバコを扱うなど町中のタバコ屋さんの存在意義が薄れた今独自で勉強したというたこ焼きを頂きながら前の建物の話や野田の藤の話など聞くのも楽しいです。知らないことはわざわざ調べてくださったりいつも恐縮です。今度たこまるさん改めて記事にしますね。
たこまる

参考サイト:DOCOMOMO Japan 塩野義製薬中央研究所本館 見学会
名称:塩野義製薬中央研究所本館
住所:〒553-0002 大阪府大阪市福島区鷺洲5-12

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平井 裕三(管理人)
どんな時でも楽しく人生の達人(Master of Life )を目指し、かまやつひろしの「どうにかなるさ」を口ずさむ40代のおっさん。 個人の活動はMaster of Life』で発信中。上の名前をクリックするとjumpします。

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