歴史

阪急三番街の北向き地蔵さんの謎

投稿日:2015年2月25日 更新日:

大阪のきたのにんげんなら誰でも知ってるおじぞうさん

大阪で一番有名なお地蔵さんと言えば阪急三番街にある北向き地蔵尊ではないかしら?ライバルはおそらく法善寺の水掛け地蔵さんくらいかな? 誰もが知っているこのお地蔵さんが「北向き地蔵」と名乗っていることが、北を向いてるお地蔵さんを珍しいことのように連想させてしまうようです。北を向いている地蔵さんって実はそんなに珍しくはないのですが、このお地蔵さんがわざわざそう名乗っているので北向きが珍しいと思われたのでしょう。

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実際このサイトを公開してからも北向き地蔵 @大淀があったり、詳細を記事にはしていませんが北区と都島区の境にある毛馬の閘門近くにも北向き地蔵があります。方向的に北と言うのは良くないようで敗北などいい意味で使われませんが、お地蔵さんは菩薩の中で一番庶民に近い存在で北の方向を向く方がもっともだと言う意見もあります。すべてのお地蔵様の向いている方向を調べたわけではありませんがそれぞれの土地にあった方向をお向きになっていらっしゃるだけでも良いと思うのです。天六の沖向地蔵さんなんか方向でなく向かっている向きにあるものが名前なので由来がわかりやすいです。

北向き地蔵さんの歴史

だいぶ話は蛇足しましたが、阪急三番街にある北向き地蔵尊について少し調べてみました。宗教学者の村上興匡(大正大学文学部教授)の文献(1990年)からたどると北向地蔵は明治24年当地に住んでいた仲谷彌三兵衛が自分の畑を地ならしした際出土しそれを北向きに祀ったのがはじまり、一度は周辺が阪急の建物が建つので豊中市千里山(吹田でなく豊中とかかれてました)に移ったこともあります。それを阪急3番街でお店を営まれる本田忠雄氏により三番街に戻すことを当時の阪急社長に働きかけ現在の位置へ祭られるようになる。
この本田氏は阪急三番街でテナントを出しておられ現在でもインデアンカレーのとなりのイタリアン、ラ・フレスコやキッチンガーデンなどを運営されています。北向き地蔵にすごくかかわりのある本田氏その後の北向き地蔵の祭祀にも影響力のある人だったそうで太融寺や熊野本宮大社に儀礼を依頼するようになったのも本田氏と関係が深かったこともわけがありそうです。
そんないきさつで建立されました阪急三番街の北向き地蔵さんですが、平成25年10月12日には御遷座45周年大祭が行われた。もうすぐ50周年になります。


この記事を書くのに久しぶりに三番街の北向き地蔵を訪ねました。よく見るとお百度石があるのですね。へぇ知らなかった。ではもう1個対のお百度石があるのでは?

みせてもらおうか!お百度石の対とやらを!

最近こういう疑問がうかぶと意地になってしまいます。いいことなのか悪いことなのか、ちなみにこのような疑問がうかぶと画像のように脳内に誰かが現れることがあります。このときはシャアが召還されました(爆)
syaa
2015年現在北向き地蔵のすぐ後ろは煮干ラーメン玉五郎さんです。この横をまっすぐ地蔵横丁と呼ばれる道が来た向き地蔵からまっすぐ伸びています。きっとこの先に対の石があるのでは?と思いすすみます。
にぼしラーメン玉五郎
道路は整備されて綺麗です。人通りもけっこう多かったです。
yokotyou
そして阪急梅田駅の真下を横切る道路まで来ましたがお百度石はみつかりませんでした。
yokotyou2
「え~い」(池田秀一風に)
地蔵横丁
「ララァ私を導いてくれ」とか「CAN YOU CELEBRATE?歌っていたの確かアムロとかいったな」など意味不明な独り言を発しながら周辺探索するが結局対のお百度石は見つからず調査はここまで、今回は脳内にあの音が出ませんでした


三番街の北向き地蔵の対のお百度石気になるので調査を続けたいと思います。何か情報お持ちの方是非おしえてください。
【参考文献】:
大阪梅田地域の地蔵祭祀 村上興匡 著 - ‎1990
芝田商店街│芝田商店街の歴史│Vol.3 北向地蔵尊
ASIAでうろうろ│大阪をホジクル│北向き地蔵 その1(現在北向き地蔵シリーズはその4まであります。)
その他。
また一番上の宗教学者の村上興匡(大正大学文学部教授)の文献「大阪梅田地域の地蔵祭祀」には
曽根崎2丁目の「梅田地蔵」(ごて地蔵)さんが
芝田二丁目の「延命地蔵」さんがあるらしいです。この2つの場所も1度行ってみたいと思います。

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平井 裕三(管理人)
大阪市北区に住む梅田の北の住民。北区内の情報だけでなく、北区民が移動する範囲でみつけた面白いもん、歴史的価値があるものをできる限り調べて発表。元鉄ちゃんなので鉄分も多め。北区発行のフリーペーパーつひまぶの編集にも参加している。

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