まち歩き 歴史

和歌山県の白浜は今も昔も観光地の最先端

投稿日:2016年10月23日 更新日:

関西人なら1度は行く!?和歌山の白浜

和歌山県の白浜温泉に行ったことありますか。今はだいぶ寂れた温泉町になりましたが、私が小さいころは、夜になると賑やかで下駄の音をならしながら夜の白浜の町をお土産を買いに行った記憶があります。そんな白浜の昔と今を紹介します。

白浜

戦後の新婚旅行先だった和歌山県白浜温泉

昔戦後間もない昭和30年頃はシーズンともなると関西方面から連日観光客でにぎわって、会社の従業員や招待者の団体が連日のように来泉し、団体客を受け入れる旅館が次第に大型に変化していったそうです。ハマブランカなどの施設ができたのもこの時期です。

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また当時は新婚旅行先としても有名で少し後には九州の霧島などにその座を奪われますが、それまでは白浜でした。

白浜は大正時代は向かい側の紀伊田辺から船で渡てきたようで昭和8年に国鉄白浜駅ができて関西屈指の温泉街に成長したようです。白浜の端にある綱不知桟橋。昔は紀伊田辺から船でここに来た。昔の玄関口。ここから白良浜のロータリーまでまっすぐ道が伸びています。

綱不知桟橋

綱不知桟橋

印象的な桟橋近くのサンゴ屋さん。知ってる!って人も多いと思います。釣り餌やテーブルサンゴを売ってます。白い、クシハダミドリイシやエンタクミドリイシこれいくらくらいで売ってるんだろうか。
sango

桟橋からは道は2つに分かれ1本が白良浜へもう1本が江津良(えづら)を通って臨界を経由して白良浜に行きます。
川久があったり、旧チサンホテル現チサンホテルなど大きなホテルが立ち並びます。
このあたりは白良浜まで歩くと10分以上かかるので泳がないや観光バスなどで来る団体さん向けなのかしら。
tisan

旧チサンホテル現チサンホテル前にゼロ戦公園があって、今から20年位まえまではこの地をゼロ戦で盛り上げようと言う人たちもいたようです。レストアして白浜空港で飛ばそうと言う話を当時海岸を歩いていた時その団体の会長さん?らしき人から夢を語ってもらったことがあります。嵐山美術館にあったゼロ戦 六十二型が2000年少しあとくらいまでこの白浜にありました。もうだいぶ知ってる人も少なくなりましたね。ゼロパーク懐かしいなぁ。

江津良(えづら)を通って臨界は子連れでなくサーファーやジェットスキー、ダイビングなどのマリンスポーツをする人向きの場所です。ですので人は少なく閑散としてるように見えますが、みんな海の下だったり、沖でジェットスキーしていたりします。

臨海を超えると京大の瀬戸臨海実験所(京大白浜水族館)があります。この水族館は見るよりも学術向けのイメージが濃いのです。

京大白浜水族館

近海の魚の展示が主なのでこのようなハコフグとか好きな方はいいかも
京大白浜水族館のハコフグ

水族館横に南方熊楠記念館があり、反対側にはあの円月島が見えます。

私、大学の卒業論文は和歌山の観光をテーマにしておりました。交通費が捻出できずに大阪に近い和歌山マリーナシティーが論文の中心でしたが、白浜のことも書きました。戦後の関西人の新婚旅行先であり、経済成長と共に、ハマブランカ(旧:白浜熱帯植物園)や千畳敷や海中展望台など家族向きの全年齢向けの観光地化をとげ、車社会の到来とともにアドベンチャーワールドなどもでき発展した温泉地です。

白浜と言えば白良浜ですがあの砂は周辺の浜辺では見られないほどの白色ですが、現在はオーストラリアから輸入した砂ですが、輸入する前も白良浜の砂は白かったそうです。

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論文を書いた20年前にも車社会の到来と次の世代になると、趣味が細分化され、観光地は集約より分散へと変化すると書きましたが、現在の白浜を見るとまんざら私の論文もええかげんでなかったような気がします。

そんな白浜ですが、20年以上はまだ田辺バイパスもなく、42号線から白浜まで夏は大渋滞でしたが、途中に大漁土産センターがあり、必ずといっていいほど車が止まってました。そして20年くらい前にもう少し白浜寄りの堅田にとれとれ市場ができて、勢力図が変わってきました。
南紀白浜とれとれ市場

次回はとれとれ市場の大躍進をお伝えいたします。

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平井 裕三(管理人)
どんな時でも楽しく人生の達人(Master of Life )を目指し、かまやつひろしの「どうにかなるさ」を口ずさむ40代のおっさん。 個人の活動はMaster of Life』で発信中。上の名前をクリックするとjumpします。

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